体質別薬膳粥

家庭で簡単に作れる、体質別の薬膳粥をご紹介いたします。

材料がすべてそろわなくても、まずは、実際にあるもので作ってみましょう。

ここでご紹介する食材は、主に、スーパーで手に入る身近な食材を使用しております。

 

気虚タイプ ~気不足~

【なつめとかぼちゃのお粥】

 

2杯~3杯分

【材料】

●米    1/2カップ

●なつめ  15個(あれば、お好み)

●かぼちゃ    40g

●長芋      40g

●生姜(皮つき)   小1

●塩       少1/2程度

●水            1㍑


1⃣米をとぎ、30分おく。

 

2⃣なつめは、さっと洗い、生姜は、皮を良く洗い皮つきのままみじん切りにする。

 

3⃣かぼちゃと長芋は小さく切る。

4⃣大きめの鍋に米、なつめ、薄切り生姜、かぼちゃ、長芋を入れ、1㍑の水を入れ火をつける。

 

5⃣沸騰したら、弱火にし約50分コトコト炊く。

6⃣米がもったりしてきたら、塩少々で味をつける。

なつめは、乾燥した果実です。

日本でも取れますが、主に中国産です。



 

気虚タイプ ~気不足~

【いちじくと大麦のお粥】

2杯~3杯分

【材料】

 

米        1/2カップ

●大麦        大2

●いちじく      小1個

●大豆(ゆで)    15粒

●みかんの皮(乾燥) 小1

●塩        小1/2

*自然塩を使うとより美味しいです

1⃣ 米をとぎ、30分おく。

 

2⃣ みかんの皮(乾燥)は、少量の水につけて戻しておく。(約10分)

3⃣ 大きめの鍋に、米、大麦、水を入れて強火で沸騰させる。

 

 


大麦

 スーパーのお米売り場によく一緒に並んでいます。

大麦には、もち麦と普通の大麦がありますが、ここでは、大麦を使っています。どちらを使っても結構です。冷えの強い方は、多食は控えてください。

はたらき:

胃腸を養う食材で、胃腸のはたらきを良くし、消化を促進します。

 

 

 

 

4⃣ 沸騰したら、弱火にする。

 

5⃣ 30分ほど弱火で炊いたら、ゆで大豆を入れる。

 

6⃣ さらに、弱火でコトコト炊き続ける。

 

 


イチジク

秋に収穫を迎えます。

花が外から見えないのに、実がなることから「無花果」と書くそうです。

イチジクはそのまま食べると甘いですが、お粥に入れるとさほど感じないものです。

はたらき:

食欲不振、下痢、便秘、のどの痛みに良い。

6⃣ 米がもったりしてきたら、皮から取りだし、小さく切ったイチジクの実を入れる。

 

7⃣ 続けて、みかんの皮、塩を入れる。

8⃣ 2,3分炊いたら火を止める。

 


みかんの皮

冬が旬の、温州みかんの皮です。

無農薬・減農薬のみかんなら、食べた後、日の当たるところで乾燥させれば家でも作れます。この乾燥したものを陳皮(ちんぴ)と言います。薬膳でよく使う食材ですので、ぜひ、常備してみてください。

はたらき:

お腹が張る、嘔吐、食欲不振に良い


薬膳師からのアドバイス

気虚タイプの方には、お粥が大変おすすめです。

気の不足から、からだを温める力が少ないため、胃腸や脾が不調になりがちだからです。

お粥は消化が良いので、余分な気を消耗することもありません。

作るのに多少時間はかかりますが、出来るまでの時間も待ち遠しいものです。

お粥を食べた後の、心地よいお腹の感触、そしてぽかぽかからだが温まる感触も試してみてください。