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日差しの暑さと心の熱さを涼でとる

 日差しの熱さは、心の熱さにつながるのです。

 中医学では、季節と人のからだのつながりを重要視しています。

 思春期の子供がお友達との間で悩みを話してくれました。悩みすぎると、からだにいらない熱がこもってしまうのです。これが行き過ぎると、鬱になり、鬱になると、顔が赤くなったり、口内炎が出来たり、熱症状が出ます。

 子供には、苦しくてもその経験を通して、我慢や忍耐、自分の気持ちを整える気持ちを持って、こころの厚みを増していってほしいと親としては、願います。人の欠点を見るのはたやすく、自分の欠点を見るのには相当精神的に苦しいのですが、子供の成長には、時間をかけてこういう作業が必要な気がします。

 体の健康には、うまく感情を整え、熱をこもらせないようにすることも大事なのです。

 子供たちと夏休みの初日、京都へ涼を感じにきました。

 風が通り抜けて一瞬涼しく、子供にも笑顔が戻り、少し落ち着いたようです。