薬膳は体質改善のための食事で、病気を予防したり、日常感じる体調不良を予防することができると言われています。
実際、便秘で毎日お通じがない人が、薬膳の食事を取り入れると便秘が改善されていくことがあります。
でも、便秘だけではなく、胃腸の不調からくる消化不良も、また更年期に起こりやすい肌のトラブルなども本当に良くなっていくことがあります。
さて、コロナウイルスに関しては、未知のウイルスのためどんな薬膳料理や食事が良いのか、なかなか明確なアドバイスはできません。
でも、免疫力の高さ低さは、感染するしない、また、感染後の治癒にも大きな影響があると考えてよいでしょう。
では、コロナウイルス感染に、免疫力がどうかかわっているか、この点について薬膳の点からお話しします。
まず、陰陽のバランスという考えがあります。
これは、東洋医学独特の、身体の見方を指しています。
「陰」これは、血やきれいな水分を指しています。
「陽」これは、気を指しています。
からだにある気や、血やきれいな水分のバランスが、免疫力が高いか低いかの指標になります。
免疫力が高いときは、からだに要らないものが溜まりにくいのです。
これは、陰と陽のバランスが半分づつとか、バランスが取れているためです。
逆に、免疫力が低いときは、からだに要らないものが溜まりやすいのです。
これは、陰と陽のバランスが半分づつとか、バランスが取れていないためです。
この免疫力を高める方法の一つが、薬膳の食事です。
からだに要らないもの、たとえば、要らない水分が溜まっている場合、免疫力が低くなります。
こういう場合、原因を見つけ、水分を出す工夫の食事にします。
すると、要らないものが体の中に減ったため、自然と免疫力、つまり気が増えていきます。
もともと、要らないものが溜まってしまう人は、免疫力、つまり気が低下しています。
こういう状態の体質の方は、コロナウイルスに関しては、感染の心配が高いと思われます。
感染後の回復に関しても、免疫力の高さが関係していると思われるので、毎日の食事に意識を向けることはとても、大事だと考えます。
マスク、手洗い、うがい、密を避けるなどの徹底対策と、薬膳の食事を取り入れて感染しなういように気を付けましょう。
また、万が一感染しても、経過を良くするためには感染後の食事も大事です。
食べる献立や食材によって、体や免疫力の状態は刻々と変わっていきますので、注意していきましょう。